更新日: 2024年1月18日
福島県の地形を浜通り・中通り・会津の3地域で解説!阿武隈山地や奥羽山脈が境目に
福島には比較的なだらかな太平洋沿岸部や阿武隈川(あぶくまがわ)の低地があるいっぽう、奥羽山脈(おううさんみゃく)や会津など起伏の大きい地形も発達しています。
3エリアを概説しましょう。
【福島県の地形】浜通りの特徴
福島県は地形配列から、浜通り、中通り、会津の3エリアに分けられます。
浜通りは文字どおり沿岸部で、中通りとの境目は、阿武隈(あぶくま)山地の東縁を走る双葉断層崖(ふたばだんそうがい)。浜通りは、丘陵や河岸段丘、沖積低地が広がる、やや穏やかな地形です。
福島県浜通りの地形:あぶくま洞
石灰岩の採掘現場で洞口が発見された鍾乳洞。天井からは「つらら石」、床下からは「石筍(せきじゅん)」と呼ばれる石灰分の生成物が発達しています。石灰岩の主成分は炭酸カルシウムで、もともとはサンゴです。
外には高さ140m、幅520mもの大岩壁があります。これは石灰岩がマグマ溜まりに接触し、変成作用により再結晶してできた結晶質石灰岩です。
あぶくま洞
- 住所
- 福島県田村市滝根町菅谷東釜山1
- 交通
- JR磐越東線神俣駅からタクシーで10分
- 料金
- 一般コース=大人1200円、中学生800円、小学生600円/探検コース(別途)=200円/(探検コースは別途200円)
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