更新日: 2024年1月13日
秩父夜祭と秩父札所巡りは江戸時代に花開いた
独特の文化が根付く秩父では祭りや寺社が多くあります。
その代表格として広く知られ、秩父の信仰の中核をなす秩父夜祭と秩父札所を紹介しましょう。
秩父夜祭は秩父を代表する祭り
秩父の山村では、集落ごとに祭りや行事が執り行われてきた歴史があり、現在でも、日々どこかで祭りや行事が行われているといいます。数ある秩父の祭りのなかで、とりわけ有名なのは、毎年12月1日から6日にかけて催される秩父夜祭(ちちぶよまつり)です。
秩父夜祭が最大の盛り上がりを見せるのは、3日夜の御神幸行列(ごしんこうぎょうれつ)。秩父神社から御旅所(おたびしょ)と呼ばれる斎場へ、神の依代(よりしろ)となる大榊(おおさかき)を先頭に200人以上の行列が練り歩き、その後に6台の屋台と笠鉾(かさほこ)が続きます。
御旅所の直前にある団子坂(だんござか)と呼ばれる斜度25度の急斜面を重い屋台や笠鉾を一気に曳き上げる様は、圧巻です。
秩父夜祭の起源
夜祭の起源ははっきりとしないものの、古代から根づいた山岳民の信仰を軸にして、その後、時代を経るごとにさまざまな信仰が融合していったと考えられています。現在のように、屋台や笠鉾が登場したのは、江戸時代になってからです。
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