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飯田線の車両には昭和の晩年まで東西の名車が集結していた! 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月14日

飯田線の車両には昭和の晩年まで東西の名車が集結していた!

豊橋駅と辰野駅(長野県)を94駅で結び、秘境路線として人気のJR飯田線には、かつて東海道本線や横須賀線の名車が余生を過ごしていました。

飯田線は車両も路線も鉄道ファンに人気のローカル線

愛知を代表するローカル線、飯田線。路線長は約195.7㎞、全94駅に及び、静岡、長野の3県にまたがります。

駅数が多いのは、飯田線が豊川鉄道、鳳来寺鉄道、三信(さんしん)鉄道、伊那電気鉄道という私鉄により発祥した名残で、風情ある駅の構内などに面影があり山間をいく車窓も見事です。

飯田線の愛知県内路線図

飯田線の愛知県内路線図
国土地理院色別標高図を元に作成

豊橋から長野県の辰野までの94駅を単線で結ぶ飯田線は、戦時中に豊川鉄道、鳳来寺鉄道、三信鉄道、伊奈電鉄という小さな私鉄4社が合併した路線。

愛知県内の駅は豊橋から奥三河の東栄までで、その間、三河の国一宮・砥鹿神社、長篠城址、湯谷温泉など見どころが満載です。

飯田線の車両には東西の名車が集結していた

現在の車両は、JRのステンレス車両ばかりですが、昭和の晩年までは、旧型国電と称される昭和初期を中心に製造された国鉄電車が集結していました。

首都圏の京浜線(京浜東北線)、中央線、横須賀線、京阪神の東海道・山陽本線などで活躍した車両が第一線を離れたのち、飯田線で余生を送っていたのです。それらは車体全長が20mという、現在のJRの通勤形、近郊形電車の基礎をつくった名車ばかりでした。

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