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二ヶ領用水は川崎市内を潤す南関東最古の農業用水路~神奈川の産業・文化~ 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月13日

二ヶ領用水は川崎市内を潤す南関東最古の農業用水路~神奈川の産業・文化~

農業用水、工業用水、環境用水として400年以上にわたって流域を潤してきた二ヶ領用水。
川崎を縦貫する用水路の歴史と今を見ていきましょう。

二ヶ領用水とは?

多摩川の水を上河 原堰(かみかわらぜき)、宿河原堰(しゅくかわらぜき)の2カ所(いずれも川崎市)から取水し、JR南武線に沿うように川崎市幸区へ至る二ヶ領用水(にかりょうようすい)。これは完成から400年超、全長約32㎞に及ぶ南関東地区最古にして多摩川流域最大の農業用水路で、かつての稲毛領と川崎領を通ることから「二ヶ領」用水と呼ばれます。

上河原堰からの流れを本川とし、宿河原堀と呼ばれる宿河原堰からの流れと落合(JR南武線・久地駅付近)で合流。本川は久地分量樋(くじぶんりょうひ) (現・久地円筒分水(くじえんとうぶんすい))で川崎堀(新川)、久地溝口二子堀(久地村溝口村組合用水)、六ヶ村堀(川辺六ヶ村組合用水)、根方堀(根方拾三ヶ村組合用水)に分流し、江戸期には周辺の60もの村々へ農業用水を供給しました。

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