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【愛知県の農業】渥美半島にある田原市の農業生産力が断トツ
愛知の農業は、三大用水である明治用水・愛知用水・豊川用水によって支えられています。なかでも渥美半島にある田原市は豊川用水の恩恵を受け、2014(平成26)年から4年連続で農業産出額全国1位。
さらに、 市の農業産出額の約3割にあたる花きは、 生産額2位の西尾市を大きく引き離し、その額は愛知県の6割ほどを占めます。
加えて、 愛知が全国シェア3割ほどを占める菊の約80%が田原市産。夜、電照菊のハウスに光が灯る光景は「日本夜景遺産」として、観光資源にもなっています。
また、用水整備によって農業生産が盛んな東三河地域でおもにつくられているキャベツ、しそ、トマト、ブロッコリーといった野菜の産出額も全国トップクラスです。
【愛知県の漁業】南知多町が愛知県総漁獲量の半分を占める
漁業も負けてはいません。伊勢湾や三河湾のほか県南部が海に面する愛知は、総生産量こそ全国17位ですが、いくつかの魚種の生産量は全国トップレベル。特筆すべきは、しらす(3位)、かたくちいわし(4位)、あさり類(1位)、くろだい・へだい(1位)あたりでしょう(データは2017年)。
漁獲量を地域で見ると、約4万トンと南知多町が県の総漁獲量(約7万トン)の半分強を占めています。
【愛知県の漁業】あゆやうなぎの養殖事業でも名高い
なお、愛知では養殖事業も盛んに行われています。あゆは全国1位、西尾市一色町の特産でもあるうなぎは、鹿児島に次いで全国2位の漁獲量を誇ります。
そうはいっても、漁業就業者数は年々減り続けており、就業者の高齢化と後継者不足が深刻な課題となっています。
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●収録エリア
愛知県全域
【見どころ】 Part.1 地図で読み解く愛知の大地
・山地の三河と低地の尾張、愛知県が東高西低なわけ
・1500万年前の奥三河には富士山級の大火山があった!
・自然の断崖が名城を守る!大地の端に築かれた名古屋城
・西南日本を分断する大断層、中央構造線が奥三河に露出!
・知多半島の南部の地層で産する、美しく多様な深海生物化石群
・県内の死者予測は2.9万人、南海トラフ地震とは何か?
・伊勢湾台風がもたらした高潮ほか大被害のメカニズム
・・などなど愛知のダイナミックな自然のポイントを解説。
【見どころ】Part.2 愛知を駆け抜ける鉄道網
・愛知県の鉄道の始まりに名古屋駅は存在しなかった!?
・世界初のビュフェもあった幻の関西鉄道はどんな路線?
・名鉄名古屋本線はかつて名古屋を境に東西で別の私鉄?
・新幹線に負けない魅力満載!進化を続ける近鉄名阪特急
・国産初の超低床路面電車!リトルダンサーが走る豊橋鉄道
・飯田線には昭和晩年まで東西の名車が集結していた!?
・線路やホーム跡が現存する奥三河の秘境鉄道・田口鉄道
…などなど、意外と知られていない愛知の鉄道トリビアを厳選してご紹介。
【見どころ】Part.3 愛知の歴史を深読み!
・大集落の朝日遺跡が教える縄文から弥生への移り変わり
・東海地方最大の前方後円墳、断夫山古墳が示唆するもの
・須恵器の猿投窯に始まり中世に発展した愛知の窯業
・応仁の乱の発端となった大激戦は尾張と三河の守護職争い!?
・信長が少ない軍勢で挑んだ桶狭間の戦い勝利の裏側
・家康後の岡崎城主・田中吉政が築いた岡崎二十七曲りとは?
・都市ごと清洲から名古屋へ移転した清洲越えがすごい!
・廃藩置県後の県域には12県、愛知県はどのようにして誕生?
・・・などなど、興味深いネタに尽きない愛知の歴史。知れば知るほど愛知の歴史も面白い。
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