更新日: 2024年9月23日
安田講堂事件を引き起こした東大紛争!学生たちが大学を占拠した学生運動とは?
日本の最高学府の頂点に、武装した機動隊が出動するという前代未聞の事態となった東大紛争。
その発端から決戦の安田講堂事件までの経緯を追います。
目次
安田講堂事件勃発までの経緯①:学生運動がもっとも激化した東大紛争
昭和40年代、全国の国公・私立大学に「学園紛争」の嵐が吹き荒れました。最盛期は、都内だけで55の大学がバリケード封鎖され、社会問題にもなっていました。それらのなかでも、もっとも激化したのが東大紛争です。
その始まりは、安田講堂事件から1年前の昭和43(1968)年1月に遡ります。インターン(研修医)制度廃止にともなう登録医制度に反対した東大医学部学生自治会が、無期限ストに突入したことがきっかけでした。
同年3月27日、医学部生たちは、本郷キャンパスの安田講堂を占拠。翌日予定されていた卒業式が中止になります。6月にも医学部生が安田講堂を占拠したため、大河内一男東大総長は機動隊を導入して排除。するとほぼ大学全体に運動が広がり、10月には全学部がストに突入しました。
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