更新日: 2024年1月14日
東京裁判とスガモプリズン~東條英機らA級戦犯たちの最期とは
連合国が日本の戦争指導者たちを裁いた東京裁判。
A級戦犯として起訴された28人の被告の審判と彼らを収容したスガモプリズンの変遷を追いました。
東京裁判の開廷
ポツダム宣言に基づき、第二次世界大戦における日本の戦争指導者を裁く極東国際軍事裁判、いわゆる東京裁判は昭和21(1946)年5月3日に開廷しました。
市ヶ谷の旧陸軍省大講堂を法廷として、起訴されたのは東條英機元首相らA級戦犯の28人。裁判長はオーストラリア人のウイリアム・ウェッブで、ほかに10か国から各1人の判事が選任されました。
前年11月に始まったドイツの戦争責任・犯罪を追及するニュルンベルク裁判は、アメリカ、イギリス、ソ連、フランスの4か国の合意で裁判官と検察官が任命された一方、東京裁判では、起訴権限を持つ主席検事はマッカーサーが指命したジョセフ・キーナンしか認められないなど、アメリカ主導で行われます。その方式も、被告側弁護士と検事で争われるアメリカの刑事裁判のスタイルでした。
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