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【千葉県の人口】増加率で千葉市は横ばい
千葉市は大正10年に約3万人で市制施行し、昭和39年に30万人に達しました。同52年に70万人を突破するまで年約3万人超の増加を続けましたが、その後の増加は年1万人を割り込み、増加率は横ばいで推移しています。
6つの行政区のうち、ニュータウン開発が進む緑区を筆頭に3区の増加率は高いですが、ほかでは減少傾向で千葉市全域の増加率(1.05%)は人口2位の船橋市を下回ります。平成14年に90万人超も100万人には届いていません。
※人口の増減は平成22年度と平成27年度の国勢調査比。
【千葉県の人口】減少率が高い地域は高齢化率も高い
60ある市区町村のうち、人口が増えているのは18市区町村だけで、外房・南房総の減少率が目立って高いです。なかでも鋸南町は昭和34年の町政施行以来人口減少が続いておりついに減少率は10%を超えました。
減少率が高い地域では高齢化率も高く、地場産業の後継者不足に悩む自治体も少なくありません。
※人口の増減は平成22年度と平成27年度の国勢調査比。
【千葉県の人口】増加率と住みよさランキング
2019年から評価基準が改訂された『住みよさランキング』では、7年連続全国1位の印西市が14位に後退しましたが、県内では不動の首位。ここでは都市部との交通の利便性やコスト面は評価対象外で、自治体の財政力や平均所得額、商業規模、住環境のコストパフォーマンスに重きが置かれ、財政力の高い成田市や袖ケ浦市などの評価が高いです。
ですが、『住みよさランキング』で県内7位の流山市は、人口増加率・増加数とも2016年から3年連続で県内1位。都心までの移動時間が短くて済み、送迎保育ステーションのように仕事と育児の両立を支援する行政サービスが奏功。都心で働く子育て世代の支持を得た結果といえるでしょう。
『千葉のトリセツ』好評発売中!
日本の各県の地形や地質、歴史、文化、産業など多彩な特徴と魅力を、地図を読み解きながら紹介するマップエンターテインメント。本書では千葉県の知っているようで知られていない意外な素顔に迫ります。思わず地図を片手に、行って確かめてみたくなる情報を満載!
●収録エリア:千葉県全域
【注目1】千葉の地質・地形を徹底分析
・市原市を流れる養老川河岸の露頭に約77万年前の地層チバニアン発見!
・恐竜時代の岩石がむき出しの見て楽しい銚子のジオ巡り
・火山がない県なのに鴨川に海底火山が流出?
・繰り返される巨大地震の爪痕・南房総に発達する海岸段丘
・鋸山の絶景をつくった「房州石」とはどんな石?
・・・などなど、千葉のダイナミックな自然の成り立ちを解説。
【注目2】古代から中世、江戸時代、近現代の千葉の歴史を一望
・ふたつの大型環状貝塚からなる巨大な加曾利貝塚の謎
・32基もの古墳がつくられた富津の内裏塚古墳群とは?
・鴨川市小湊がゆかりの地、高僧・日蓮の波乱に満ちた生涯
・坂東太郎の流れを変えた徳川家康の利根川東遷
・日本地図を完成させた佐原村の名主・伊能忠敬の素顔
・廃藩置県で26県もあった千葉県域をどうやって統一?
・・・などなど、千葉の歴史のポイントがわかる。
【注目3】千葉を駆け巡る鉄道網をはじめ、千葉で育まれた文化や産業を紹介
・民鉄最高速160キロでスカイライナーが走れる理由
・成田空港線の高架橋は成田新幹線の遺構だった
・登山鉄道も計画された小湊を目指した小湊鉄道
・かつて千葉市の中心駅は京成千葉駅だった!?
・・・などなど、千葉を走る鉄道網の秘密に迫る。
また、銚子港が水揚げ量日本一を誇る理由や明治期最先端の土木技術が光る海の要塞・第二海堡とは?、皐月賞や有馬記念の舞台として知られるJRA中山競馬場の誕生秘話・・・など、千葉県にまつわる文化・産業の面白話もたっぷりと紹介します。
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
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