目次
千葉の代表的な観光スポット
①東京ディズニーリゾート
年間観光入込客数は約3000万人。東京ディズニーランド、東京ディズニーシーのパークからなる県内最強、国内屈指の観光スポットです。
②成田山新勝寺
首都圏で人気の初詣スポット。空港のお膝元でもあり、近年は外国人客も増加中。2017年の参詣客(観光入込客)数は1147万人。
③鴨川シーワールド
県南を代表する観光スポット。日本でシャチが見られる2カ所のうちのひとつで、周辺にはリゾートホテルも並びます。観光入込客数は88万人(2017年)。
鴨川シーワールド
- 住所
- 千葉県鴨川市東町1464-18
- 交通
- JR外房線安房鴨川駅から無料送迎バスで10分
- 料金
- 入館料(1DAYチケット)=大人3300円、小・中学生2000円、4歳以上1300円、60歳以上2700円/2DAYチケット=大人4950円、小・中学生3000円、4歳以上1950円、60歳以上4050円/(60歳以上要証明書、障がい者手帳持参で入館料大人2700円、小・中学生1600円、4歳以上1100円、介護者1名大人3000円、小・中学生1800円、幼児1200円)
④ふなばしアンデルセン公園
1987(昭和62)年に「ワンパク王国」として開園。初年度から33万人の入園者を集め、1994(平成6)年には現在の名称に変更。観光入込客数は63万人(2017年)。
ふなばしアンデルセン公園
- 住所
- 千葉県船橋市金堀町525
- 交通
- 新京成電鉄三咲駅から船橋新京成バスセコメディック病院行きで15分、アンデルセン公園下車すぐ
- 料金
- 入園料=大人900円、高校生600円、小・中学生200円、幼児(4歳以上)100円/年間パスポート=大人3000円、高校生2000円、小・中学生1000円、4歳以上500円/(65歳以上は証明書持参で無料、障がい者手帳持参で無料)
⑤東京ドイツ村
ドイツの田園を再現したテーマパークで袖ケ浦市にあります。冬季のイルミネーションが有名です。観光入込客数は106万人(2017年)。
⑥マザー牧場
木更津市から館山市に至る東京湾側の住民がこよなく愛する郷土の宝。地元住民は校外学習で訪れることも多いところです。年間入込客数は約84万人(2017年)。
マザー牧場
- 住所
- 千葉県富津市田倉940-3
- 交通
- JR内房線君津駅南口からマザー牧場直通の日東交通バスで35分
- 料金
- 入場料=大人1500円、小人800円、同伴犬700円/わくわくランド乗り放題セット券=大人3900円、小人3200円/
ローカル鉄道
菜の花列車のいすみ鉄道、トロッコ列車の小湊鐵道、自虐的 PRで復調の兆しを見せる銚子電鉄は、関東を代表するローカル鉄道として人気です。
菜の花畑の間を走るいすみ鉄道
いすみ鉄道
- 住所
- 千葉県夷隅郡大多喜町大多喜264
- 交通
- JR外房線大原駅~小湊鉄道上総中野駅間運行
- 料金
- 大原駅~上総中野駅運賃=720円/房総半島横断乗車券=大人1700円、小人850円/いすみ鉄道1日フリー乗車券=大人1000円、小人500円/(障がい者半額、介護者は障がい者の手帳の種類により割引あり)
海鹿島~君ヶ浜を走る銚子電鉄
銚子電気鉄道
- 住所
- 千葉県銚子市西芝町~外川町2丁目
- 交通
- JR総武本線銚子駅構内
- 料金
- 運賃(銚子駅~外川駅間)=310円/1日乗車券「弧廻手形」=大人620円、小人310円/海運切符=180円/(障がい者手帳持参で通常運賃半額)
【千葉の観光スポット】人気No.1はやっぱり東京ディズニーリゾート
千葉で観光客に人気なのは※東葛飾エリアで、 県内の観光入込客数の約33%を占めています。目玉スポットは、誰もが知る東京ディズニーリゾート(略称TDR)。1983(昭和58)年の東京ディズニーランド開園以来、入園者数はおよそ右肩上がりで、2018(平成30)年にはTDR全体で過去最高の3255万8千人を記録しています。外国人客数も2010(平成22)年の約3%から、2017(平成29)年には9.8%まで伸びました。TDRは、いうまでもなく千葉観光の大黒柱です。
※東葛飾エリア…当欄では、松戸市・野田市・柏市・流山市・我孫子市・鎌ケ谷市・船橋市・市川市・浦安市の県北西部地区とします。
【千葉の観光スポット】楽しみ方もいろいろ!ふなばしアンデルセン公園・成田山新勝寺・幕張メッセ
ですが、 千葉県の観光はTDRだけではありません。全国有数の観光スポットが、県内各地にあるのが特長です。たとえば、 船橋市の「ふなばしアンデルセン公園」は、2015(平成27)年に世界最大級の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の「日本の人気テーマパークランキング」で第3位を獲得。 国内外からの観光客を集め、その翌年、総入園者数は年間1000万人を突破しました。ファミリー層からの評価がすこぶる高くなっています。
そのほか、 初詣参拝客が300万人を超える成田山新勝寺、音楽フェスなどの大型イベントが頻繁に開催される幕張メッセなど、多様なレジャーを楽しめる点も千葉県が観光客を惹きつける魅力のひとつです。
【千葉の観光スポット】国内随一の敷地面積を誇る三井アウトレットパーク木更津
なかでも、 近年注目を浴びているのが、木更津金田インターチェンジ付近にある「三井アウトレットパーク木更津」です。2012(平成24)年のオープン以降、2度のリニューアルを経て、21万5000㎡の広大な敷地面積を誇る国内随一の巨大アウトレットとなりました。休日の客入りはすばらしく、6000台もの駐車場に入りきれないことも少なくありません。
千葉の人気観光スポットと都市圏をつなぐ快適な交通網
こうしたスポットの人気には交通インフラの下支えがあります。東葛飾エリアには京葉道路に加え、JR総武線などの鉄道網が充実。木更津市は、東京湾アクアラインによって東京や横浜からのアクセスが格段に向上しました。
少々アクセスしづらい南房総や外房エリアにも魅力的なスポットが充実
対照的に、交通インフラの整備が遅れている南房総や外房エリアでは苦戦を強いられています。
南房総きっての観光スポット・鴨川シーワールドは年々入場者数が減少。台風15号(2019年)による停電被害は記憶に新しいですが、復旧の遅れにも千葉県南部の交通事情が関係しました。
しかし、自然環境の豊かさという面では、南房総や外房エリアは県内随一。豊富な海の幸なら銚子市や勝浦市、サーフィンなら東京五輪開催地の一宮町や鴨川市、菜の花畑なら館山市や南房総市など、枚挙に暇がありません。
白浜には1989(平成元)年に千葉県が打ち立てた「房総リゾート地域整備構想」によるリゾートホテルも竣工。こうした観光資源をフル活用すれば、千葉県の観光はさらなる盛り上がりを見せるはず。観光県としてのポテンシャルは計り知れないのです。
『千葉のトリセツ』好評発売中!
日本の各県の地形や地質、歴史、文化、産業など多彩な特徴と魅力を、地図を読み解きながら紹介するマップエンターテインメント。本書では千葉県の知っているようで知られていない意外な素顔に迫ります。思わず地図を片手に、行って確かめてみたくなる情報を満載!
●収録エリア:千葉県全域
【注目1】千葉の地質・地形を徹底分析
・市原市を流れる養老川河岸の露頭に約77万年前の地層チバニアン発見!
・恐竜時代の岩石がむき出しの見て楽しい銚子のジオ巡り
・火山がない県なのに鴨川に海底火山が流出?
・繰り返される巨大地震の爪痕・南房総に発達する海岸段丘
・鋸山の絶景をつくった「房州石」とはどんな石?
・・・などなど、千葉のダイナミックな自然の成り立ちを解説。
【注目2】古代から中世、江戸時代、近現代の千葉の歴史を一望
・ふたつの大型環状貝塚からなる巨大な加曾利貝塚の謎
・32基もの古墳がつくられた富津の内裏塚古墳群とは?
・鴨川市小湊がゆかりの地、高僧・日蓮の波乱に満ちた生涯
・坂東太郎の流れを変えた徳川家康の利根川東遷
・日本地図を完成させた佐原村の名主・伊能忠敬の素顔
・廃藩置県で26県もあった千葉県域をどうやって統一?
・・・などなど、千葉の歴史のポイントがわかる。
【注目3】千葉を駆け巡る鉄道網をはじめ、千葉で育まれた文化や産業を紹介
・民鉄最高速160キロでスカイライナーが走れる理由
・成田空港線の高架橋は成田新幹線の遺構だった
・登山鉄道も計画された小湊を目指した小湊鉄道
・かつて千葉市の中心駅は京成千葉駅だった!?
・・・などなど、千葉を走る鉄道網の秘密に迫る。
また、銚子港が水揚げ量日本一を誇る理由や明治期最先端の土木技術が光る海の要塞・第二海堡とは?、皐月賞や有馬記念の舞台として知られるJRA中山競馬場の誕生秘話・・・など、千葉県にまつわる文化・産業の面白話もたっぷりと紹介します。
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
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