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東南アジアの新興勢力「ベトナム」の経済! 地理的優位性を活かしつつ、人材育成に力を入れて急成長 画像:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年9月19日

東南アジアの新興勢力「ベトナム」の経済! 地理的優位性を活かしつつ、人材育成に力を入れて急成長

経済成長の著しい東南アジアにおいて、とくに有望視される国の一つがベトナムです。
ベトナムの一人当たりGDP(国内総生産)は2010年代から年率5〜7%の高成長を維持。コロナ禍では2%台に低迷したものの、22年にはⅤ字回復して8%、23年も5%を記録しました。

ベトナムの経済は地理的条件が成長のカギ

近年、技能実習生の受け入れなどで日本でも身近になってきたベトナム。そのさらなる成長が期待される理由としては、まず地理的な優位性があります。

ベトナムは「世界の成長センター」ともいわれるASEAN(東南アジア諸国連合)の中心に位置しています。そればかりか、世界第2位の経済大国である中国と隣接しているため、外国企業の投資を呼び込みやすいのです。実際、米中対立が激しくなってからというもの、「脱中国」を図る多くのメーカーがベトナムに製造拠点を移しました。

そもそもベトナムは社会主義国です。しかし、1986年に市場経済を導入して経済の成長を促すドイモイ政策を開始。さらに外国投資法を制定し、外国企業のベトナム進出を可能にしました。日本企業も2500社ほどが商都ホーチミンを中心に進出しています。

こうして外資を積極的に誘致していたことも、現在の成長の原動力になっています。

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