更新日: 2024年9月19日
アメリカの3つ銀行の経営破綻! アメリカ金融界がとった対応とは?
2008年9月、アメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破綻し、アメリカだけでなく世界的な金融危機へと発展したリーマン・ショック。
その再来かといわれる事件が、2023年に発生しました。
アメリカの銀行がわずか2ヵ月で3つも破綻!
2023年3月10日、カリフォルニア州のシリコンバレーを拠点とし、ITベンチャー企業を主要顧客とするシリコンバレーバンク(SVB、預金残高全米16位)が破綻。その2日後の3月12日には、暗号資産関連の企業向け融資に力を入れていたニューヨーク州のシグネチャーバンク(同29位)が後を追って破綻します。
そして5月1日、SVB同様にカリフォルニア州に拠点を置くファースト・リパブリックバンク(同14位)が破綻。預金の流出が止まらず、アメリカ史上2番目の規模の経営破綻になりました。
わずか2ヵ月で3つの銀行が破綻する異例の事態に、世間が「リーマン・ショックの再来」を危惧したのも無理はありません。なぜ、こうした事態が生じたのでしょうか。
経営破綻した3つの銀行
シリコンバレーバンク
●資産規模は全米16位の2090億ドル
●IT企業の聖地を本拠とし、主にスタートアップ企業を相手に融資などを行っていた
●2023年3月10日に経営
シグネチャーバンク
●資産規模は全米29位の1100億ドル
●暗号資産の関連企業向けの融資に力を入れていた
●2023年3月12日に経営破綻
ファースト・リパブリックバンク
●資産規模は全米14位の2130億ドル
●個人・企業への融資のほか、住宅ローンなども手掛けていた
●2023年5月1日に経営破綻
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!