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更新日： 2024年9月19日
米中の貿易摩擦～覇権国と新興大国の争い～
アメリカは貿易問題で中国と対立を深めています。
政治・軍事面では海軍を強化して太平洋への進出を図る中国をアメリカが警戒。
台湾の帰属をめぐる問題でも、武力衝突の可能性が否めません。
両国の対立は経済面でも激化しました。
それが米中貿易戦争（貿易摩擦）です。
米中の貿易摩擦が起こったきっかけとは？
貿易戦争（貿易摩擦）のきっかけとなる事件が起こったのは２０１８年３月のこと。当時のトランプ大統領が、「中国をはじめとする安価な外国製品が国内産業を脅かしている」という理由で、外国産の鉄鋼とアルミニウムへの追加関税を発動しました。それにより名指しされた中国との間で摩擦が生じました。
さらに７月には、中国による知的財産権の侵害を理由に、ハイテク商品や自動車などの輸入品約８００品目３４０億ドル相当に対して25％の関税をかけます。中国も黙っていません。対抗措置としてアメリカからの輸入品約５００品目３４０億ドル相当に報復関税を発動。ここに貿易戦争の幕が切って落とされたのです。
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