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更新日： 2024年9月18日
アメリカの景気拡大！ コロナ禍後に急回復させたトランプ政権による３つの経済政策とは？
ここ最近のアメリカは好景気が続いています。
バブル崩壊後、30年以上も不振に喘（あえ）いでいる日本とは対照的です。
もちろん、アメリカも新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けました。
コロナ禍により、２０２０年のアメリカ経済の実質ＧＤＰ（国内総生産）成長率は前年比マイナス３・４％の低水準になりました。
しかし、翌年には５・７％と急回復しています。
株価をみても、アメリカの株式市場は20年３月23日を底に上昇に転じ、年末には３万ドルに迫りました。
アメリカの景気拡大の要因となった「大型減税」
この好景気の背景には、大きく３つの要因があったと考えられています。
１つ目はトランプ減税。その名のとおりトランプ前大統領が2017年12月に実施した、10年間で1兆5000億ドルという過去最大の大型減税です。
トランプ減税では国内の法人税率を35％から21％へと引き下げました。さらに企業の設備投資に関して全額を課税所得から控除できる即時償却を５年間の時限措置で実施し、アメリカの多国籍企業が国内へ投資しやすい環境を整備。個人所得税の減税も行い、最高税率を39・7％から37％に引き下げています。
中低所得層への恩恵は薄く、「大企業、金持ち優遇」と批判を受けましたが、国内に企業を呼び戻す減税は雇用の確保にもつながりました。
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