トップ > カルチャー >  海外 >

サーキュラー・エコノミー~循環型の新しい経済のあり方~ 画像:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年8月14日

サーキュラー・エコノミー~循環型の新しい経済のあり方~

産業革命以降、先進国を中心に大量生産・大量消費の経済活動が続けられてきました。
しかし、地球温暖化や人口爆発によって、従来の経済活動を続ければ地球が維持できないという危機感が共有されるようになり、経済のあり方が変わってきています。

直線型から循環型「サーキュラー・エコノミー」へ

従来の経済活動は直線型でした。原材料から製品をつくり、販売し、利用して最後に廃棄する一方的な経済で、リニア・エコノミーいいます。

そこから一歩進み、利用したものを再度使い、廃棄するまでの期間を長くするのがリサイクリング・エコノミーです。ただし、リサイクリング・エコノミーも直線型に分類され、リサイクル自体にもエネルギーや水、コストなどがかかったりするため、循環の方法としては必ずしも十分ではありません。

より推奨されるのは、リサイクリング・エコノミーをさらに推し進めた循環型の経済活動、すなわちサーキュラー・エコノミーです。

サーキュラー・エコノミーでは原材料から製品をつくり、販売し、利用し、リサイクルして、さらに利用し続けます。さまざまな手法を用いて利用し続け、究極的には廃棄物を出さないようにします。2015年、EU(欧州連合)が提言したことにより、サーキュラー・エコノミーは世界的な認知度を高めました。

地球を救うサーキュラー・エコノミー

リニア・エコノミー
直線型の経済。原材料から製品をつくり、販売し、利用して、最後に廃棄する。

原材料→製造→販売→利用→廃棄物

リサイクリング・エコノミー
直線型の経済。リニア・エコノミーよりは環境負荷が低いが、リサイクル自体にもエネルギーや水、コストが必要になる点などが問題となる

原材料→製造→販売→利用→リサイクル
原材料→製造→販売→利用→廃棄物

サーキュラー・エコノミー
循環型の経済。原材料から製品をつくり、販売し、利用して、さらに利用し続ける。さまざまな手法を用いて利用し続け、廃棄物を出さない。

原材料→製造→販売→利用→リサイクル→原材料

1 2

記事をシェア

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!

エリア

トップ > カルチャー >  海外 >

この記事に関連するタグ