更新日: 2024年8月13日
貿易摩擦や武力紛争の結果、世界でブロック経済化が進み、世界は再び戦争の道を歩むのか?
世界経済の懸念事項の一つとしてブロック化の問題が取り沙汰されています。
経済のブロック化とは、自国と関係の深い国々だけで経済圏を構築し、圏外の国々との経済交流を閉ざす政策のことを指します。
ブロック経済により第二次世界大戦前の再来に?
1929年に世界恐慌が起こったとき、イギリス、フランス、アメリカなどはそれぞれ自国と植民地をはじめとする支配地域との貿易拡大して経済圏をつくり、他国の商品には高い関税をかけることで締め出しました。それによって経済危機を乗り越えることができましたが、ブロック間の対立が深まり、結果的に第二次世界大戦に発展してしまいました。そのブロック化の兆候が現在も見え隠れしているというのです。
現在の世界の対立軸は、アメリカや欧州諸国、日本などの自由主義陣営と、中国やロシアなどの権威主義陣営です。なかでも、世界最大の経済大国であるアメリカと、近年の急成長でアメリカに次ぐ第2位の経済大国に躍進した中国がとくに激しく対立しています。
自由主義と権威主義
世界の対立軸としては、自由主義陣営と権威主義陣営という側面もあります。近年は欧米を中心とする自由主義の国が衰退傾向にある一方、ロシアや中国のように強権的な支配体制を敷く権威主義の国が存在感を増大。権威主義の国同士で連携するケースもみられます。
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