ロシアへの経済制裁が続くなかでプラス成長！ ロシア経済の成長要因とは？

プーチン政権のロシアは、２０２２年２月に隣国ウクライナへの軍事侵攻を開始。それに対し、アメリカやヨーロッパ各国は経済制裁を科しました。

厳しい制裁措置により、ロシアは経済崩壊に追い込まれ、戦いを続けられなくなるだろうと予想する識者は少なくありませんでした。ところが、ロシア経済は侵攻開始から２年以上経っても崩壊せず、むしろ成長しています。

ロシア連邦統計局によると、２０２２年の経済成長率は１・２％のマイナス成長でしたが、２３年には前年比３・６％増でプラスに転換。２４年に関しても、ＩＭＦが２・６％の成長を予想しました。

プーチン大統領が大統領選挙の演説で「近い将来、世界４大経済大国の１つになる」と語るように、ロシアは戦時下の好景気ともいえる様相を呈しているのです。