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カフカス地方の民族紛争! ロシアの「裏庭」は紛争多発地 画像:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年7月22日

カフカス地方の民族紛争! ロシアの「裏庭」は紛争多発地

黒海とカスピ海の間に延びるカフカス山脈。
その山脈沿いは地政学リスクの高い地域として知られています。
ロシアの強い影響下にある「裏庭」といわれますが、さまざまな民族が暮らしており、紛争が勃発しやすい地域です。

カフカス地方は地政学リスクの高い地域

1991年のソ連崩壊後、チェチェン人がロシアからの分離独立を目指して蜂起(ほうき)し、チェチェン紛争が勃発しました。2008年にはジョージア(当時はグルジア)内の南オセチア共和国のオセット人が独立とロシアへの加入を希求。南オセチアを支援するロシアとジョージアの間で南オセチア紛争が起こっています。

そしてもうひとつ、ナゴルノ=カラバフ紛争も深刻化しました。

ナゴルノ=カラバフはアゼルバイジャンの土内に存在する地域です。アゼルバイジャンにはイスラム教シーア派の住民が多いのですが、ナゴルノ=カラバフにはキリスト教徒のアルメニア系住民が多く暮らしていました。このいびつな状況は、1920年代にソ連の最高指導者スターリンによって意図的につくられたものです。

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