トップ > カルチャー >  海外 > 中東 >

預言者ムハンマドの時代、イスラムの夜明けを学ぶ

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年7月25日

預言者ムハンマドの時代、イスラムの夜明けを学ぶ

ムハンマドは570年頃メッカに生まれました。ムハンマドが40歳頃に紙の啓示を受けてから632年に没するまで、20年と少し。その間にムハンマドが説いたイスラム教の信者は激増し、アラビア半島の大半をイスラム教徒が支配するようになります。その前夜、その背景から学びます。

イスラムが誕生した背景~戦争が繰り返され貧富の格差が広がる

6世紀後半、中東ではビザンツ帝国とサーサーン朝ペルシャが攻防を繰り返しました。陸路を通じた東西交易は、両帝国が続けた戦争のため国境で阻まれていました。

中国とインドの絹織物・陶磁器・香辛料は、海路アラビア半島の西部ヒジャーズ地方を通って運ばれました。その要衝メッカは中継貿易を独占して富み、カアバ神殿は多神教を祀って多くのアラブ人が参詣しました。メッカは商業と宗教で潤っていたのです。繁栄のなかで貧富の格差が目立つようにもなっていました。

1 2

記事をシェア

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!

エリア

トップ > カルチャー >  海外 > 中東 >

この記事に関連するタグ