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空海と密教~無名の僧侶だった空海が密教に出合い、日本で密教を確立した道のり

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年7月10日

空海と密教~無名の僧侶だった空海が密教に出合い、日本で密教を確立した道のり

久米寺で密教の経典に出合ったときから、空海の道は密教ひとつ。遣唐使として唐に渡り中国密教の中心的人物である恵果阿闍梨から、密教の全てを伝授され、日本で布教活動を始めます。その後空海は天皇や貴族をも虜にして、平安時代に密教を確立していきました。

空海と密教の出会い

空海が密教と出会ったのは、20代前半の頃。この時期空海は「こんなに探しているのに、道が見えない」という絶望を抱えながら、各寺を巡って仏典を集め、研究していたようです。さまざまな仏典を読んでも満足ができないという苦悩の中、「久米寺(くめでら)の東塔に、お前が求めている経典がある」という夢のお告げを受け、大日経を発見しました。この経典の内容に感銘を受けた空海は、この時の喜びを「精誠感(せいせいかん)あって、この秘門(ひもん)を得たり(自分の真心が通じ、密教に会うことができた)」と『性霊集』で述べています。

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