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帝国主義の台頭~産業革命の波に乗った欧米諸国は植民地を拡大~

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月13日

帝国主義の台頭~産業革命の波に乗った欧米諸国は植民地を拡大~

欧米で革命の嵐が吹き荒れた後、列強は植民地化政策を本格化。その標的となったアジアは分割されていきます。
そして19〜20世紀にかけて、世界は帝国主義の時代に突入。二度の世界大戦を経て、米ソ対立による冷戦へと向かっていきます。

【帝国主義】パクス・ブリタニカを実現したイギリス(19世紀)~覇権を握り世界中に植民地を建設~

パクス・ブリタニカのポイント

ポイント1.イギリス史上最高の絶頂期はヴィクトリア女王の時代に訪れる
ポイント2.世界各地の植民地から得た富で、大帝国へと成長していく
ポイント3.パクス・ブリタニカ(イギリスの平和)が実現した

バクス・ブリタニカとしてイギリスが世界の頂点に君臨

産業革命後のイギリスは世界経済の中心となり、国力を著しく増大させます。そして19世紀半ば、ヴィクトリア女王の時代に絶頂期を迎えました。

ヴィクトリア女王は「世界の工場」といわれた工業力と強力な海軍力を背景に、積極的な対外政策を推進。インドを植民地化したり、アヘン戦争で清を倒し香港の割譲や上海、広州などの開港を認めさせたりしました。さらにアフリカやオセアニアなどにも植民地を拡大していきます。

その結果、イギリスはますます豊かになり、あらゆる面で他国を凌駕する大帝国に成長したのです

当時のイギリスの国際的な優位性は、ローマ帝国の「パクス・ロマーナ(ローマの平和)」になぞらえて、「パクス・ブリタニカ(大英帝国の平和)」と呼ばれています。

地図の見方:イギリスは市場と資源を求めて世界各地に植民地を拡大。経済学者ジェボンズは「世界はイギリスのために」と述べた

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