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更新日： 2024年7月3日
新たな北極海航路と資源の出現で争奪戦が激化！
地球温暖化の影響により、北極圏の氷が急速に解けています。
海氷域の面積は１９８０年代から４０年間で半分近くに減り、２０５０年頃には北極海が氷のない海になると予測されています。
この歴史的な環境変化は、地政学でも非常に大きな事態をもたらします。
北極海航路と利権争いの勃発
北極圏の氷解により起こりうる変化のひとつは、北極海航路と呼ばれる新たな航路の出現です。
北極海航路ができれば、たとえばアジア〜ヨーロッパ間の航行距離が従来のスエズ運河経由の３分の２で済みます。その開発で先行すれば、物流の効率化の面で優位に立つことにつながります。
北極圏の氷の減少と地下資源
さらに分厚い氷が減少すると、地下資源の採掘が可能になります。北極圏には世界で未発見の原油の13％、天然ガスの30％が眠っているとされています。そればかりか、レアメタルなどの鉱物資源も豊富だと推測されており、世界のエネルギーをめぐる勢力図を一変させる可能性があります。
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