更新日: 2024年1月14日
稲荷台古墳群の1号墳から出土した「王賜」銘鉄剣が示唆するものとは
稲荷台古墳1号墳から出土した「王賜」銘鉄剣とは、どのような価値をもつものなのでしょうか。
そこには、古代東国の権力構造を紐解く鍵があるのでしょうか。
目次
稲荷台古墳1号墳から出土した王賜銘鉄剣とは
稲荷台古墳群(いなりだいこふんぐん)(市原市山田橋)の1号墳から出土した、ひと振りの鉄剣には、銀象嵌(ぎんぞうがん)(メッキ)を施された銘文が刻まれていました。剣の表面には「王賜(おうし)□□敬(安)」、裏面には「此廷(このてい)(刀(とう))□□□」と12文字が確認されています(□は判読不詳)。その内容は、「王から下賜されたこの剣を謹んで受け取るように」といったものです。
この剣にどのような文化的な価値があるかを紐解く前に、まずは稲荷台古墳群の概要について知っておきましょう。
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