更新日: 2024年7月3日
近代革命の嵐が吹き荒れる~産業革命・フランス革命・アメリカ独立革命~
欧米で革命の嵐が吹き荒れた後、列強は植民地化政策を本格化、その標的となったアジアは分割されていきます。
そして19〜20世紀にかけて、世界は帝国主義の時代に突入。二度の世界大戦を経て、米ソ対立による冷戦へと向かっていきます。
目次
【近代革命】産業革命が起こる(18世紀)~躍進するイギリスで現代の資本主義社会へ進展
産業革命のポイント
ポイント1.産業革命はイギリスの綿織物からはじまる
ポイント2.産業革命は技術革命、動力革命、交通革命からなる
ポイント3.産業革命が世界に広がると、現代につながる資本主義社会がつくられた
産業革命は大西洋三角貿易で富を得る
イギリスは17世紀前半にインドへ進出し、綿製品を輸入しはじめました。薄くて縮みにくいインド産の綿製品はイギリスで大流行。18世紀にはヨーロッパ各国でニーズが高まり、イギリスでも生産されるようになります。
このときイギリスは大西洋の三角貿易で利益を得ています。つまりインド産より低品質な国産の綿製品を西アフリカに輸出して奴隷と交換し、奴隷を植民地に送って彼らが収穫した綿花や砂糖を自国に輸入するという方法で莫大な富を生み出したのです。
そして、その富を資本として産業革命が進展していきます。
産業革命で大量生産システムができる
18世紀後半、イギリスではミュール紡績機が発明され、良質な綿糸を大量に生産できるようになります。さらに蒸気機関が開発されたことにより、生産効率がますます向上。蒸気機関は汽車や船にも用いられ、ヒトやモノの大量輸送を可能にしました。
この産業革命が各国に伝わると、経済が世界規模でつながり、資本主義の歯車がまわりはじめます。
産業革命が起こる:その時日本は!?
田沼の賄賂政治
10代将軍徳川家治の時代には、老中田沼意次が権勢をふるいました。田沼は鉄の専売や株仲間の公認など重商主義的な経済政策を打ち出します。しかし、賄賂問題で政治は乱れました。
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