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空海の伝説とは~水にまつわる伝説が多い? 全国各地に点在する弘法水伝説と開湯伝説

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年6月26日

空海の伝説とは~水にまつわる伝説が多い? 全国各地に点在する弘法水伝説と開湯伝説

空海が入定してからおよそ1200年経った現代にも伝わる空海の伝説。22歳で悟りを開き、31歳で乗った遣唐使船が遭難・漂流の末、たどり着いた長安で、わずか数カ月で密教を習得。生き方そのものが伝説と言っても過言ではない空海の伝説を見ていきましょう。

空海が起こした数々の伝説は全国にある

弘法大師(空海)は諸国行脚中に多数の伝説を残しており、全国に5000近くの言い伝えや昔話が存在します。中でも目立つのが水に関する伝説・奇跡です。弘法大師(空海)が発見した水(弘法水)と伝わるものは約1500カ所。次に多いとされる安倍晴明(あべのせいめい)由来の晴明水(せいめいすい)は全国70カ所程度なので、弘法水が突出していることが分かります。

また弘法大師(空海)が杖で突いた場所から温泉が湧いたという「開湯伝説」も数多く存在しています。開湯伝説は役行者(えんのぎょうじゃ)、行基(ぎょうじゃ)、一遍(いっぺん)などの由来も多いのですが、発見数最多は弘法大師(空海)です。弘法大師(空海)が本拠地とした近畿地方や出生地である四国に加え、本来足を運んでいないであろう東日本にも多数の伝説がみられるのが面白いところです。

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