更新日: 2024年9月19日
中国の一帯一路構想とは~ユーラシア大陸に巨大経済圏誕生?深い闇が隠されていた一帯一路
現代版「シルクロード」の名のもと、中国の習近平国家主席が2013年に発表した一帯一路(いったいいちろ)構想。
これはアジアとヨーロッパを結ぶ物流ルートを整備し、自国を中心に貿易を活発化させようとする地政学的戦略です。
陸と海で東西を結ぶ一帯一路
一帯一路はユーラシア大陸を横断してヨーロッパに向かう一帯(陸のシルクロード)と、南シナ海からインド洋、紅海を通って地中海に入る一路(海のシルクロード)からなります。
一帯には6本のルート(回廊)があり、中国沿岸部からヨーロッパに延びるメインルートには、年間1万数千本もの貨物列車が走行しています。
一方、一路ではルート上の要衝に港湾を整備し、石油タンカーなどが航行するシーレーンを築こうとしています。経済が低迷している国の港の使用権を貸し付けと引き換えに取得し、中国企業を参画させて開発を行うのです。
そして最近、この貸し付けが一帯一路の〝闇〞として批判されています。
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