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中国が台湾統一を望むのは海洋覇権への足がかり? 画像:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年6月27日

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中国が台湾統一を望むのは海洋覇権への足がかり?

急速に経済成長を果たし、世界屈指の大国となった中国。
その中国と台湾がにらみ合い、関係が悪化しています。

台湾統一をもくろむ中国と70年以上続く対立

中国と台湾の対立は、70年以上前に遡ります。当時、中国では中国共産党と国民党による国内政治の主導権争い(国共内戦)が行われており、1949年に毛沢東(もうたくとう)率いる共産党が蒋介石(しょうかいせき)率いる国民党に勝利すると、敗れた国民党は台湾に逃れました。それ以来、共産党が建国した中華人民共和国(中国)と台湾(中華民国)は、台湾海峡を挟んでにらみ合いを続けてきたのです。

中国は「ひとつの中国」を掲げ、台湾統一を中華民族の悲願だとしています。実際、中国は台湾で独立の機運が盛り上がると、軍事的な威嚇行為をみせたりしてきました。

そして近年は、武力による強引な統一が噂されています。中国軍(人民解放軍)の建軍100周年にあたり習近平国家主席の政権が4期目に入る2027年までに中国が武力行使に出て、台湾有事が起こるともいわれているのです。

台湾有事のシナリオ

第1段階
・中国軍が「演習」を名目にして沿岸に集結
・中国海軍の艦艇が西太平洋に集められ、外国軍を牽制

第2段階
・中国軍が台湾軍の軍事施設をミサイル攻撃
・台湾に対するサイバー攻撃が行われる

第3段階
・中国軍が揚陸艦や輸送ヘリで台湾に上陸

出所:『防衛白書2022年版』

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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