更新日: 2024年6月11日
満濃池は空海が唐で学んだ最先端の技術を駆使して修築工事を完遂した
香川県にある満濃池は、日本最大級のため池です。今から1200年ほど前、この満濃池を香川県出身の空海が改修工事を行いました。遣唐使として唐で学んだ知識を、空海は地元に還元することができたのです。
満濃池の決壊後の修築に問題発生
空海は唐に滞在中、密教以外にもさまざまな技術を習得しています。その象徴ともいえるのが、日本最大級の農業用ため池・満濃池(香川県まんのう町)の修築ではないでしょうか。
818年、大洪水により満濃池の堤防が決壊します。朝廷は堤防の修復を担当する築池使として路真人浜継(みちのまびとはまつぐ)を派遣したのですが、修復規模が広いうえに人手が足らず、1年経っても完成の目処(めど)が立ちませんでした。
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