更新日: 2024年1月13日
イスラームの歴史~文化、宗教、派閥
「砂漠の宗教」と呼ばれるイスラーム教はアラビア半島、仏教とヒンドゥー教はインドで生まれ、世界宗教となりました。
イスラーム帝国は中東のみならず一時はヨーロッパにまで版図を広げ、文明をリードしましたが、近世にはヨーロッパの侵攻に悩まされることになりました。
目次
【イスラームの歴史】ムハンマドによるイスラーム教の誕生(610年頃)
イスラーム教誕生のポイント
ポイント1.イスラーム教は、ユダヤ教やキリスト教の影響を受けて生まれた
ポイント2.「神のもとでの平等」などの教えが格差に苦しむ民衆に受け入れられた
ポイント3.ムハンマドの死後は、カリフがジハードを展開して勢力を拡大していく
ムハンマドが神の言葉を授かり創始したイスラーム教
現在、全世界に16億人以上の信徒を抱えるイスラーム教。その成立は7世紀前半のことでした。
当時、アラビア半島西岸の都市メッカは交易の経由地として栄えていました。この地で商人をしていたムハンマドが日歳頃にアッラーの神の言葉を授かり、610年頃にイスラーム教を創始したのです。
それまでアラビア半島は多神教の地域でしたが、ムハンマドはアッラーを唯一絶対の神とします。これは一神教のユダヤ教やキリスト教の影響を受けたものといわれています。
ムハンマドは迫害を受けメディナに移住するもメッカを奪還
神の前では種族や階級、貧富の差はない――ムハンマドの教えは、格差に苦しんでいた民衆から支持され、信徒を増やしていきます。やがてムハンマドと信徒たちは迫害を受けましたが、メッカからメディナに移住すると、そこで教団社会が成立し、その後、メッカを奪い返します。
彼の死後は選挙で選ばれたカリフがジハード(聖戦)を推進。エジプトやペルシアにまで勢力を伸ばしました。
ムハンマドによるイスラーム教誕生:その時日本は!?
仏教が定着する
聖徳太子や豪族の蘇我氏らによって仏教が受け入れられ、国際色に溢れた仏教文化である飛鳥文化が栄えました。法隆寺や飛鳥寺の本尊飛鳥大仏などがその代表例です。
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