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空海が説く即身成仏~即身仏との違いと密教の根幹・即身成仏の実践方法について 123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年6月10日

空海が説く即身成仏~即身仏との違いと密教の根幹・即身成仏の実践方法について

仏教界のカリスマ密教僧・空海は、修行において実践を重要視していました。即身成仏となることを根幹とする密教の「実践」とは、具体的にどのような方法でしょうか。即身仏と即身成仏の違いについても、正しく理解していきましょう。

即身仏と空海の即身成仏の違い

密教の最終目標はその身のまま仏になること正しく三密加持(さんみつかじ)を行えば即身成仏(そくしんじょうぶつ)できるという密教の根幹となる即身成仏の考えについて見ていきましょう。

密教独特の考え方として知られるのが、即身成仏(そくしんじょうぶつ)の思想です。即身成仏と聞くと、ミイラ化した僧侶をイメージする人もいると思いますが、そちらは「即身仏(そくしんぶつ)」。人々の苦しみを引き受け命と引き換えに仏になった姿であり、密教の即身成仏とは異なります。現代社会では「成仏=死んでこの世の苦しみから解放されること=亡くなること」の意味で使われることが多いのですが、仏教では「煩悩(ぼんのう)を断って悟りを開き、仏に成ること」を成仏と呼んでします。

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