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空海の弟子にはどんな人物がいる?空海を支えたさまざまな出自の愛弟子たち。なかには「最澄の後継者」と目されていた人物も

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年6月8日

空海の弟子にはどんな人物がいる?空海を支えたさまざまな出自の愛弟子たち。なかには「最澄の後継者」と目されていた人物も

空海の密教がまだ新興勢力だった頃。初期の空海を支えた愛弟子たちには、肉親、同郷出身者、元皇族、最澄(さいちょう)の元弟子などさまざまな出自の僧たちがいました。
空海は、まずは身内をメンバーにして基盤を固め、その後は前歴や出身を問わずに仲間を増やしていきました。

空海の愛弟子たち

いくら空海でも、一人で密教布教を行うことはできません。恵果阿闍梨(けいかあじゃり)との約束を果たすためには活動を支えてくれる弟子たちが必要でした。
南都六宗(なんとろくしゅう)と距離を置きたいという朝廷の都合や、最澄が朝廷内に密教を広めたという基盤はありましたが、仏教界の主流は南都六宗密教はまだ新興勢力にすぎず、学びたいという僧侶はさほど多くありませんでした。このため空海は、血縁と地縁を利用して弟子を募集します。まずは身内(弟と甥)、同郷である讃岐国(さぬきのくに)出身者の僧侶に声をかけ、密教の教えを伝授したのです。

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