更新日: 2024年6月3日
空海は「うどん県・香川」の生みの親?空海が唐から持ち帰ったと伝わる食べ物とは
空海は、讃岐国(香川県)の生まれ。現代ではうどん県として名高い香川県ですが、うどんを伝えたのは空海だったようです。遣唐使時代に唐へ留学していた空海は、うどんの他にも多くのものを日本へ伝えていました。
さぬきうどんの起源は空海だった?
うどん発祥については諸説ありますが、香川県では「空海が唐からうどんの製法を持ち帰り日本に広めた」というのがうどんの定説になっています。
空海が滞在した長安(ちょうあん)周辺は小麦の耕作地帯であり、青龍寺(せいりゅうじ)(陝西省西安市)では小麦を使った麺料理を食べていたといわれます。空海の出身地である讃岐国(さぬきのくに)も小麦の栽培が盛んなので、唐で学んだ技術は故郷でうどん製作に生かされたことでしょう。
空海とうどんのエピソード
弟子の一人であり甥でもある智泉(ちせん)が空海からうどんの作り方を教わり、故郷の両親に振る舞ったという伝承が残されています。満濃池(まんのういけ)の改修工事に参加した農民たちにうどんを提供したことが普及のきっかけになったという説もあるため、空海自身もうどんを作っていたのかもしれません。
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