更新日: 2024年1月13日
ヨーロッパの中世:ルネサンス~大航海時代~絶対王政
古代ギリシア・ローマからはじまったヨーロッパ。
ゲルマン人の大移動をきっかけにキリスト教会が力をもつ中世に突入、近世に入ると、大航海時代を迎えてグローバル化が進みます。
現代の国際関係の基盤はこの頃に構築されたのでした。
目次
- 【ヨーロッパの中世】ルネサンスの開花~経済・文化・思想に新しい動き~(14世紀)
- 【ヨーロッパの中世】ペストが猛威を振るいヨーロッパ人口の30%以上が死亡(14世紀半ば)
- 【ヨーロッパの中世】ルターの宗教大改革でプロテスタント(ルター派)が生まれる(16世紀~)
- 【ヨーロッパの中世】ビザンツ帝国の滅亡(1453年)
- 【ヨーロッパの中世】「タタールのくびき」を解き、モスクワ大公国独立へ(1480年)
- 【ヨーロッパの中世】大航海時代の到来(15世紀)ヨーロッパの航海者たちが世界経済を大きく変えた
- 【ヨーロッパの中世】絶対王政の確立(16~18世紀)近代国家の基礎となる主権国家体制
- 【ヨーロッパの中世】覇権国の争いと植民地争奪戦(16~18世紀)
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【ヨーロッパの中世】ルネサンスの開花~経済・文化・思想に新しい動き~(14世紀)
ルネサンス開花のポイント
ポイント1.ルネサンスは古代ギリシア・ローマへの回帰をめざす運動
ポイント2.ルネサンスはイタリアで開花
ポイント3.ルネサンスはヨーロッパ中に広がり芸術や科学、技術を進歩させた
ルネサンスはイタリアで最初に開花
14世紀、ヨーロッパ各都市で経済が活性化すると、人々はキリスト教会中心の伝統的権威にとらわれず、抑圧された人間の精神を復興しようと考えるようになります。そうした価値観の変化が、ルネサンスと呼ばれる古典文化の復興運動につながったのです。
ルネサンスが最初に開花したのはイタリア。当時のイタリアは東方貿易で経済発展が著しく、メディチ家など芸術家のパトロンを務める大富豪がいました。またビザンツ帝国がオスマン帝国の侵攻を受けたため、文化人がギリシアからイタリアへ保護を求めて移住してきました。
こうした経済的、国際的事情がイタリアでルネサンスが起こった理由として考えられています。
ルネサンスはヨーロッパ全土に広がる
ルネサンスの波はネーデルラント(ベルギーやオランダ)やドイツに伝わり、北方ルネサンスと呼ばれる独特の様式を生み出します。
やがてその波はヨーロッパ全土に広がり、芸術だけでなく科学や技術をも進歩させたのです。
ルネサンス開花:その時日本は!?
北山・東山文化の興隆
室町幕府の3代将軍足利義満は、金閣を建てるなどして北山文化を演出。8代将軍義政は、銀閣に代表される枯淡幽玄を特徴とする東山文化の担い手になりました。
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