更新日: 2024年1月13日
ヨーロッパの歴史:キリスト教誕生~十字軍遠征
古代ギリシア・ローマからはじまったヨーロッパ。
ゲルマン人の大移動をきっかけにキリスト教会が力をもつ中世に突入、近世に入ると、大航海時代を迎えてグローバル化が進みます。
現代の国際関係の基盤はこの頃に構築されたのでした。
目次
【ヨーロッパの歴史】イエスの出現とキリスト教の公認(紀元313年)
キリスト教の公認のポイント
ポイント1.ユダヤ教が信仰されていたパレスチナの地にイエスが出現
ポイント2.イエスの死後、弟子のパウロがローマ帝国で布教をはじめる
ポイント3.キリスト教は帝国唯一の宗教として認められ、信徒を増やしていった
イエスがパレスチナに登場
ローマ帝国の属州のひとつパレスティナでは、ユダヤ教が信仰されていました。その地に紀元28年頃、イエスという名の青年が出現します。
イエスはユダヤ教を批判し、「神への信仰をより強くもつべき」「神の前ではみな平等」などと主張。ローマの平和の陰で虐(しいたげ)げられていた人々から救世主(キリスト)と崇められました。
この教えを危険視したユダヤ教の指導者やローマ総督によって、イエスは磔刑に処されてしまいます。しかし彼の死後、キリスト教は民族や階級を超えて広まっていきます。
キリスト教は弾圧を経て国教化された
キリスト教の伝道に大きく貢献したのは弟子のパウロでした。
パウロは小アジアからヨーロッパ、つまりローマ帝国へと布教を進めます。これに対し、ローマ皇帝は何度も弾圧や迫害を加えましたが、信徒は増え続けました。そのためキリスト教は313年のミラノ勅令(ちょくれい)で公認され、帝国唯一の宗教=国教の地位を獲得します。
キリスト教はパウロの伝道を機に世界宗教へと飛躍したのです。
キリスト教の公認:その時日本は!?
古墳が全国に出現
古墳は有力者の墓。3世紀後半から畿内でつくられはじめ、巨大化しつつ全国に普及した。前方後円墳に関しては、ヤマト政権の勢力拡大とともに増加したともいわれる。
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