更新日: 2024年8月26日
「パリ・セーヌ川右岸」ってどんなところ?~観光客が集まる花の都パリの中心部
パリは、観光客が集まる花の都の中心部。パリはエリアごとに異なる趣が魅力の街です。とくにセーヌ川の右岸にはシャンゼリゼ通りなど観光客に人気の見どころが集まる花形エリア。
パリを語るうえで外せないセーヌ川右岸の歴史と文化とその魅力を深堀りしましょう。
パリの華麗に花開いたその歴史とは
現在のパリにあたる土地が、まだ川の流れる辺境の地であった紀元前3世紀頃には、ケルト系民族がセーヌ川で漁業をしながら生活を営んでいたとされます。その後、パリはローマ軍に征服されて植民地となるも、6世紀からクローヴィスによってフランク王国メロヴィング朝の首都とされ、商業・宗教が発展、13〜14世紀にはすでにパリはフランス最大の都市へと発展しました。
16世紀にはパリにルネサンス文化と宗教改革の波が押し寄せ、18世紀にかけてルイ13世からルイ16世におよぶ統治下でさらに整備が進みましたが、人口流入が貧困化を招き都市住民の生活を圧迫することになります。その結果、18世紀末にフランス革命が勃発したのです。
ナポレオンの都市計画で生まれ変わったパリ
19世紀半ば、ナポレオン3世の時代になると都市計画を実施します。大通りの建設や下水道整備など、パリ中心部は大規模な都市改造によって生まれ変わりました。1920年代にはパリの人口は約290万人のピークに達しました。そしてパリは、政治、文化、金融、産業におけるフランスの中心地となり、国際的な観光名所として、世界が注目する芸術の都として美しく花開いたのです。
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