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公民権運動は、合法化された黒人差別に立ち向かう。公民権運動は終わったが未だ続くアメリカの人種差別の闇 123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年7月3日

公民権運動は、合法化された黒人差別に立ち向かう。公民権運動は終わったが未だ続くアメリカの人種差別の闇

公民権運動は、第二次世界大戦後の1950年代から1960年代にかけて起こった人種差別の解消を実現するための運動です。公民権運動のリーダー、キング牧師の演説で有名な「ワシントン大行進」までのおよそ10年間、公民権運動は全米で勢いをもって広がっていきました。

公民権運動は、奴隷解放宣言前から始まった

1862年と63年のリンカーン大統領の奴隷解放宣言と、後任のジョンソン大統領による1865年の憲法修正第13条でアメリカの奴隷制度は廃止されました。しかし、黒人に対する差別はなおも続きます。

南部州では「ブラックコード」と呼ばれる黒人取締法が制定され、白人との結婚、移動や職業の選択、土地の所有などが制限されました。教育の自由、選挙権なども事実上剥奪されたのです。
この状態は1960年代終わりまで続くことになりますが、白人と同じ権利の要求と人種差別解消を実現するため1950年代から60年代にかけて起こったのが、公民権運動です。

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