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アメリカの移民の歴史と経緯②~マイノリティが アメリカに来た理由と時期
アフリカ人たちは、南部の大農場で働く労働力として強制的に連れて来られました。奴隷と呼ばれるアフリカ人たちは、劣悪な環境で海を渡ってきました。目的地はカリブ海地域や南米の北東部沿岸、そしてアメリカです。
こうして連れ出されたアフリカ人は約2000万人といわれており、このうち当初からアメリカ合衆国に渡った黒人は50万人未満だったとされます。
アメリカ南部から北部へ向かう黒人たち
アメリカが移民の制限に乗り出す
一方アジア系の移民の場合、ゴールドラッシュで西海岸に急増していた中国人の移民をアメリカは制限しました。1882年には中国人移民が、1924年には日本人に加え、東欧と南欧からの移民まで制限されました。
この流れは1943年の中国人移民制限廃止と、1965年の移民法改正まで続きます。
そして近年急増しているのは、アジア系に加えてヒスパニックの移民です。その理由はアメリカの産業が多様化し、サービス業の割合が高まっていることと無関係ではないでしょう。
アメリカの移民マイノリティは、アメリカのどこに暮らしているのか?
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“合衆国”というように50州からなるアメリカは、それぞれが独自の州憲法、政府組織を持ち、強い個性を放つ、いわばモザイク国家。それだけにアメリカの素顔は日本人にはなかなかわかりにくいもの。アメリカを知るには俯瞰的に眺めるのではなくそれぞれの州について知らないと、国の姿が見えてこないのです。本書では、それぞれの歴史や特徴を豊富なイラストとともに紹介。
さらには、日本でも毎回大きく報じられる4年ごとの大統領選挙について、各州のページで選挙人の数と民主党と共和党どちらが優勢であるか(2020年7月時点)を説明し、巻末には、大統領選挙のしくみ解説や歴代大統領のデータなども掲載。大統領選への理解も深まります。
【見どころ―目次より抜粋】
1章 北東部
■各州紹介
■<歴史解説>自由と仕事を求めた移民たちが、多民族国家アメリカを形成していった。
■<歴史解説>アメリカの根底にあるゴーウエスト思考、東海岸から始まった領土拡大の歴史。
■<コラム>4大プロスポーツのチームがない州
2章 南部
■各州紹介
■<歴史解説>南北戦争とリコンストラクション 敗北した南部州は深い傷を負った
■<歴史解説>人種差別を跳ね返した公民権運動 キング牧師の夢が叶う日はいつ
■<コラム>地下鉄道
3章 中西部
■各州紹介
■<歴史解説>アメリカ2大政党、民主党と共和党はいかにして今日の姿になったのか
■<コラム>アメリカの地勢
4章 西部
■各州紹介
■<歴史解説>銃による犯罪、学校や公共施設での銃乱射事件が止まらない。それでも銃規制が進まない理由。
■Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター)
巻末資料
■<大統領選挙しくみ解説>民意がストレートに反映される国政、一年かけて国民が自らのリーダーを選ぶ
■歴代大統領
■人口ランキング
■面積ランキング
■銃規制(拳銃の公然携行の可否)/同性婚
■死刑の存続と廃止/消費税率(セールス・タックス)
【監修者】デイビッド・セイン
アメリカ生まれ。証券会社勤務を経て来日。30年以上にわたり翻訳や英語指導に従事、自身が代表を務めるAtoZ 英語学校で教鞭をとるかたわら、英語学習執筆、教材プロデュース、Webコンテンツ制作、動画制作と幅広く英語教育事業に関わる。NHKレギュラー出演ほか、日経・朝日・毎日新聞などにも連載。主な著作に『1日15分18日で英語の達人に 魔法の英語脳トレ』(InteLingo)などがあり、現在まで累計400万部を超える著書を刊行。
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