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台湾の玉山は北東アジアの最高峰~霊峰・新高山と明治天皇の秘話

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月30日

台湾の玉山は北東アジアの最高峰~霊峰・新高山と明治天皇の秘話

台湾は島嶼でありながらも3000m級の山々が連なっています。その最高峰となるのが玉山で、終戦までは新高山と呼ばれていました。名実ともに台湾のシンボル・台湾の玉山には、日本統治時代のエピソードも残っています。

玉山山脈を含む台湾の山脈の成り立ち

台湾は世界でもまれに見る山岳島です。海抜100m以下の土地の面積は総面積の31%にすぎず、丘陵と山地が7割を占めています。中央部の山岳地帯には標高3000mを超える高山が269座もあり、特に中央山脈の馬博拉斯(マボラス)山さんから関山(かんざん)までは40kmにもわたって高峰が連なっています。

これらの山はユーラシアプレートとフィリピン海プレートの衝突により形成されたもので、脊梁(せきりょう)山脈となる中央山脈を筆頭に、玉山(ぎょくざん)山脈雪山(せつざん)山脈に高山が集まっています。最高峰は玉山で、標高3952m。そして、雪山がこれに次ぐ山です。
玉山は日本統治時代に「新高山(にいたかやま)」、雪山は「次高山(つぎたかやま)」と呼ばれていました。

玉山山脈を含む台湾の山脈の成り立ち

玉山主峰付近には、東西南北の峰が並び「台湾の屋根」を形成しています。大覇尖山は、頂部に隆起岩塊があり、独特な山容を誇る山。タイヤル族の霊山で、神話にもよく登場します。

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