南海ホークス:設立と本拠地
南海ホークスは1938年設立。鶴岡一人、杉浦忠、野村克也、門田博光といった名選手・名監督を輩出し、セ・パ分裂以降のリーグ優勝回数は10回を数え、2度の日本一に輝きました。
しかし1988年、流通・小売大手のダイエーに売却され、本拠地も福岡に移されました。
南海ホークスの本拠地と現在の姿
そんなホークスの本拠地だったのが大阪スタヂアム(球場)です。南海線なんば駅に直結した球場は利便性こそ高かったものの、両翼91・5m(東京ドームは100m)と狭く、その敷地に可能な限りの観客を動員しようとしたため、スタンドが急傾斜となり、「すり鉢球場」ともいわれました。
現在は跡地に都市型複合施設のなんばパークスが建てられ、球場の痕跡は失われています。
近鉄バファローズ:設立と本拠地
もう1つの大阪球団、近鉄バファローズの設立は1949年。リーグ優勝を4回達成したものの、日本シリーズに出場したチームの中で唯一日本一を経験していません。
中村紀洋、タフィ・ローズらを擁する「いてまえ打線」がチームをけん引し、2001年にはリーグ優勝、翌年は2位、その翌年は3位と連続のAクラスだったものの、2004年にオリックスと合併。55年の歴史に幕を下ろしました。
近鉄バファローズの本拠地と現在の姿:藤井寺球場
バファローズの本拠地だったのが藤井寺球場です。この球場は大阪市内から電車で15分ほどの藤井寺市にあり、周囲はいわゆる郊外の住宅街。そのため、住民の反対もあって1984年までナイター設備はありませんでした。
2006年に解体され、現在は私立四天王寺小学校、四天王寺東中・高等学校の敷地とマンションになっています。
近鉄バファローズが使用した実質的な本拠地の現在:日生球場(日本生命球場)
最後に大阪市内のプロ野球球場として忘れてならないのが日本生命球場、通称・日生球場です。JRや地下鉄の森ノ宮駅下車すぐというロケーションは利便性が高く、1958年から近鉄が実質的な本拠地として使用しました。
しかし老朽化や耐震性の問題などがあり、1997年に閉鎖。跡地は商業施設の「もりのみやキューズモールBASE」となっています。
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どの道路が、なぜ混むのか?大阪の道路網の現状
徹底比較! 大阪の私鉄(阪急電鉄と阪神電鉄、京阪電気鉄道、近畿日本鉄道、南海電気鉄道) ほか
Part.3:大阪の歴史を深読み!
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Part.4:大阪で生まれた産業や文化
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