更新日: 2024年1月13日
近畿日本鉄道のサービスに注目!~関西圏最大規模の私鉄~
大阪中心部から奈良、京都、三重、愛知を股にかける近畿日本鉄道。
同社が保有する特急車両には、長距離の乗車を快適にするサービスが満載です。
近畿日本鉄道は日本有数の路線網を持つ私鉄
総営業距離501.1kmと、日本の私鉄では最大の規模を誇る近畿日本鉄道(きんきにっぽんてつどう)。関西圏でもっとも多くの路線を持つこの鉄道会社のルーツは、1910年9月に設立された奈良軌道にあります。同社は大阪と奈良を結ぶ目的で設立され、翌月には商号を大阪電気軌道と改称。現在の社名になるのは1944年のことです。
当時日本最長の生駒トンネルが開通し奈良~大阪間がスムーズに
設立当時、阪奈間を結ぶ路線は2つ存在していましたが、いずれも県境にある生駒山(標高642m)を迂回するルートでした。そこで、これを横断する短距離路線が求められ、採用されたのが生駒山にトンネルを掘削するルート。ただ、「百年の大計」として1911年に着手されたものの、約3.3㎞のトンネルの掘削工事は困難を極め、19(または20)名の犠牲者を出す落盤事故も発生しました。
この困難を乗り越え、1914年に当時としては日本最長の生駒トンネルが開通し、上本町(うえほんまち)(現・大阪上本町)~奈良駅(現・近鉄奈良駅)を結ぶ30.6kmの路線が開業しました。
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