更新日： 2024年1月12日
中満泉～世界を平和へ導く軍縮のリーダー
危険と隣り合わせで難民支援の現場に立ち、その後も安全保障や開発など、さまざまな視点から戦争や紛争に向き合い続けた中満泉。
経験したことのない仕事にも次々とチャレンジし、誠実に努力を重ねてきたことで重要なポストを歴任しています。
日本人女性初の国連事務次長にまで上り詰め、世界の軍縮をリードする立場として、核兵器禁止条約の批准にも尽力されています。
「世界は絶対変えられる」の信念のもと、世界へ核なき行動を呼びかける、日本が誇る女性リーダーの一人です。
目次
中満泉が国連を目指す原動力となった、留学先での苦い経験
今でこそ世界で活躍する中満泉ですが、初の海外生活は苦い経験から始まりました。早稲田大学時代のアメリカ留学の授業初日、突然スピーチを求められ、頭が真っ白になり何も話せなかったのです。アメリカでは外国人でも特別扱いされず、つねに自分の意見を持たねばならないと学びました。同時に、努力すればだれにでもチャンスがあるということも。インターンシップではリーダーとして生き生きと働く女性議員に感銘を受けました。
こうした留学経験から、それまで漠然と抱いていた国連で働きたいという夢が、目標に変わるのです。帰国後、中満は模擬国連会議のインターカレッジサークルに参加。卒業後はジョージタウン大学の大学院に進みます。そこで繰り返しスピーチをした経験は、のちの仕事で大いに生きることになるのでした。
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