更新日: 2024年1月13日
常磐橋は東京が誇る都内最古の石橋~かつては家康も渡っていた?!
約430年もの歴史ある常磐橋。江戸城に続く正門に架けられ、徳川家康も渡ったかもしれない木橋は明治期に石橋となり、今も文明開化の香りを残しています。
常磐橋は日本橋川にかかる石橋
東京駅からほど近い日本橋の日本銀行前、再開発なども進む日本有数のビジネス街を通る日本橋川に、重厚感ある石造アーチの「常磐橋」(ときわばし)(国指定史跡常盤橋門跡内) が架かかっています。
架橋は、豊臣秀吉が小田原北条氏を滅ぼし、全国統一を成し遂げる天正18(1590)年であり、東京でもっとも古い橋のひとつとされています。架橋当時は、幅10mほどで緩やかなアーチを描く木造橋梁。江戸時代に入ると、江戸城と浅草を結ぶ奥州街道の起点となる交通の要所であることから「大橋」や「浅草口橋」と呼ばれていました。また、江戸城・大手門筋を目指す場合の外堀の正門だった場所を橋脚で結んでいたため、江戸の町の“玄関”という役割を担っていたと考えられています。
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