更新日: 2024年1月13日
鯛生金山の開発・発展と現在~昭和初期には産出量全国1位に!
明治時代に入ってから発見された鯛生金山は、昭和初期には日本一の金山に成長しました。その繁栄の経緯と現在に至るまでの歴史を追ってみましょう。
目次
鯛生金山は明治時代に発見され約80年間にわたって金を産出した
明治時代に発見され、約80年間にわたって金を産出した鯛生金山(たいおぎんざん)。発見された時期は正確にはわかっていませんが、行商人が「白い石」を拾ったことが発端だといわれています。
1898(明治31)年に、地元の資産家である田島儀一と鹿児島の南郷氏が採掘を始めます。1918(大正7)年には、イギリス人実業家のハンス・ハンターによって近代的な設備が整えられました。1925(大正14)年に経営権を取得した木村鐐之助(りょうのすけ)が大規模な探鉱を行うと、大きな鉱脈が見つかりました。そこから、日本有数の鉱山として発展しはじめます。
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