更新日： 2024年11月29日

琵琶湖に島がある？！国内最大の湖に浮かぶ４つの島にはいったい何があるのか？

他県の人は「海に面していない滋賀県にも離島はある」と聞いて驚きますが、島があるのは琵琶湖のなかの話。しかも4島あるうち1島は有人島です。

≪ポイント≫
・「沖島」は住民280人の有人島
・「竹生島」は都久夫須麻神社の本殿がある「神の棲む島」
・「多景島」は島全体が寺の境内
・「沖の白石」は巨岩でできたパワースポット

【琵琶湖の島①：沖島】日本で唯一の「淡水湖に浮かぶ有人島」

琵琶湖には４つの島が浮かんでいます。大きい順に、沖島（おきしま）、竹生島（ちくぶじま）、多景島（たけしま）、沖の白石（おきのしらいし）です。

近江八幡市の沖合約1.5kmの場所に浮かぶ沖島は、周囲約７km、面積約1.5㎢。じつは日本で唯一の「淡水湖に浮かぶ有人島」です。住民の数は約280人で、そのうち６割が漁業を営んでいます。交番や消防署はありませんが、幼稚園や小学校、郵便局、診療所（内科・小児科）はあります。

沖島は平地が少ないため、細い路地に木造住宅がひしめくように並ぶ光景は、昭和時代にタイムスリップしたかのようだといわれています。野良猫が多く生息していることから「猫の島」の異名をもちますが、近年、野良猫の数は減っているようです。沖島への移動手段は船舶のみで、近江八幡市の堀切港と沖島を結ぶ定期船の沖島通船が１日10～12便運航しているほか、大津港発着の観光船で渡ることもできます。