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恐竜化石が続々と見つかる近年の日本。発掘されているのはどんな恐竜でしょうか?! 123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月13日

恐竜化石が続々と見つかる近年の日本。発掘されているのはどんな恐竜でしょうか?!

近年、日本各地でさまざまな恐竜化石が見つかっています。
この地にどんな恐竜が実在していたのか?
化石発掘の経緯も一緒に見ていきましょう。

恐竜化石が見つかった!①:フクイサウルス、フクイラプトル、フクイティタン、コシサウルス、フクイベナートル(福井県)

福井県では、国産恐竜として初めて全身骨格が復元されたフクイサウルスをはじめ、フクイラプトルやフクイティタン、コシサウルス、フクイベナートルなど数多くの恐竜化石が発掘されてきました。生息していた年代は中生代の前期白亜紀(約1億2000万年前)に集中しており、フクイサウルスはイグアノドン類に属する草食恐竜、フクイラプトルはメガラプトル類で前足に鋭いかぎ爪をもつ肉食恐竜、フクイティタンはティタノサウルス形類で首が長い巨大な草食恐竜といった具合に、さまざまな種の恐竜化石が発見されています。

勝山市に広がる手取層群(緑)。さまざまな種の化石が発見された赤岩亜層群北谷層は手取層群の中でも上位層に位置する。手取層群は、石川・富山・岐阜などに分布しています。

福井で恐竜化石が発掘されたのは「手取層群赤岩亜層群北谷層」

発掘現場は中生代の手取層群赤岩亜層群北谷層(てとりそうぐん あかいわあそう ぐんきただにそう)と呼ばれる地層で、2017(平成29)年に恐竜化石とともに、産地が国の天然記念物に指定されました。同じ場所から淡水性の二枚貝であるプリカトウニオやトリゴニオイデスなどが産出したことから、河川が流出する氾濫原や三角州などに堆積したと考えられています。恐竜化石が産出した地層は泥岩や砂岩などで構成されており、足跡化石が多く存在します。足跡が密集している場所が複数見られるのは、日本でもめずらしいことです。群れの規模や移動速度を推測する貴重な手掛かりとなっています。

福井の恐竜化石についての詳しくはこちらの記事へ

かつやま恐竜の森

住所
福井県勝山市村岡町寺尾51-11
交通
えちぜん鉄道勝山永平寺線勝山駅から恐竜博物館直通バスで10分、終点下車すぐ
料金
どきどき恐竜発掘ランド体験料=大人1050円、高校生850円、4歳~中学生530円/かつやまディノパーク入場料=3歳以上600円、2歳以下無料/巨大昆虫冒険ツアー=3歳以上600円、2歳以下無料/かつやまディノパーク+巨大昆虫冒険ツアーセット券=1000円/(どきどき恐竜発掘ランドは団体10名以上で大人850円、高校生630円、小人430円、各種障がい者手帳持参で発掘体験半額、同伴者1名無料、かつやまディノパークは団体30名以上で500円※かつやまディノパークはクレジットカード不可)
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