更新日: 2024年1月13日
「サヌカイト」と呼ばれる五色台周辺でとれる五色の岩の秘密
五色台には、青峰・黄ノ峰・紅ノ峰・白峰山・黒峰があります。五色台周辺で採れるサヌカイトは、縄文時代から弥生時代にかけて石器として利用されていました。
サヌカイトがとれる五色台はどんなところ?
五色台は中学生の宿泊学習を受け入れる少年自然センターや、オートキャンプ場があるため、多くの香川県民にとって思い出の地でもあります。
高松市と坂出市にまたがるメサ(卓状台地)で、名前のとおり青峰・黄ノ峰・紅ノ峰・白峰山・黒峰と5色の峰があります。五色台の名称は、古代中国の陰陽五行(いんようごぎょう)や、真言密教の儀式で使われる五色糸(ごしきのいと)に由来するなど、諸説あります。
サヌカイトは1300万年前に噴出した讃岐岩質安山岩
五色台周辺は、「サヌカイト」と呼ばれる讃岐岩質安山岩の産地です。国分台(旧石器時代から縄文時代)、金山(縄文時代早期後葉から弥生時代)、城山(きやま)が知られています。
1600~1300万年前の瀬戸内の火山活動で噴出して香川県を覆うように分布した讃岐岩質安山岩のうち、もっとも新しい1300万年前に噴出したものがサヌカイトです。
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