更新日: 2024年1月13日
阿波の土柱とは?世界三大土柱の1つといわれる奇勝はどのようにできた?
巨大な土の柱が立ち並ぶ阿波の土柱(あわのどちゅう)。自然が生み出した芸術ともいえます、この希少な光景は一体どのようにしてできたのでしょうか。
「阿波の土柱」は風雨によってできた浸食地形
まるでカーテンのようなひだ状の土壁やそびえる土の柱が林立し、独特の景観を生み出している場所が徳島県阿波市阿波町にあります。「阿波の土柱」と呼ばれるそれらは、風雨によってできた浸食地形です。
阿波の土柱は阿讃(あさん)山脈の南麓に位置し、3つの山と5嶽からなります。千帽子山(せんぼうしやま)に波濤嶽(はとうがたけ)、高歩頂山(たかぶちょうさん)に橘嶽(たちばなだけ)、円山(まるやま)に筵嶽(むしろだけ)・不老嶽(ふろうだけ)・燈籠嶽(とうろうだけ)があります。土柱の高さは10m程度で、厚さは約40~80m。一番大きな波濤嶽は南北約90m・東西約50mの間に、高さ最大約13mの土柱を含む、いくつもの土の柱が群立しています。波濤(大きな波)と名付けられているように迫力のある土柱を見ることができます。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!