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【日本の地震:今後予測されるもの】元禄型関東地震
房総半島南部は、関東大震災を引き起こした1923(大正12)年の大正関東地震(マグニチュード7.9)で最大2m、1703(元禄(げんろく)16)年の元禄地震(マグニュチュード8.2)では最大約6mも隆起しています。さらに、沿岸部の地形や地質の中に残された巨大地震の痕跡から、過去には大正型・元禄型の2タイプの地震が繰り返し起こっていたと見られています。
そのなか、元禄型地震は約2000~2700年間隔で発生すると評価してきました。
ところが、2017(平成29)年5月、東京大学と産業技術総合研究所の合同チームが、相模トラフ沈み込み帯では1703年の元禄地震と似たタイプの地震が、過去6300年間に少なくとも5回、500~2800年間隔で起こったとする研究成果を発表。
これは、最短周期を約4分の1に短縮し、地震の発生間隔にもばらつきがあることを示すもので、将来の地震予測に見直しを迫る内容となりました。
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