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日本は地震の多発国!「東日本大震災」「阪神大震災」など過去の地震被害と「南海トラフ地震」など今後発生が予測される地震は? 画像:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月13日

日本は地震の多発国!「東日本大震災」「阪神大震災」など過去の地震被害と「南海トラフ地震」など今後発生が予測される地震は?

プレート(岩盤)のズレ・ひずみによって発生する地震。日本は古来から地震による被害と復興を繰り返しています。
この記事では、日本で過去に起こった地震とその被害、今後発生が予測される地震とその備えをまとめました。

【日本の地震:過去の被害】安政の大地震と火災の発生

安政2(1855)年10月2日午後10時頃、江戸を中心とする大地震が起き、江戸では武家屋敷や町家の多くが倒壊しました。地震のあと火災が発生し、市中の約30か所から火の手があがり被害はさらに大きくなりました。

しかし、風が弱かったことが幸いし、翌朝の10時頃には鎮火しました。江戸市中の焼失面積は関東大震災の約20分の1といわれています。

被害が大きかったのは、本所、深川、鉄砲洲、築地、上野、浅草の低地部でした。現在の江戸川や葛飾方面では、液状化現象が起きています。震源地は被害の中心から見て、現在の東京湾北部から江東区付近と想定されるものでした。

いわゆる内陸の直下型地震で、マグニチュード7に匹敵する大きさでした。

安政の大地震の被害

被害は武家屋敷にも及び、水戸藩の儒学者・藤田東湖(とうこ)らが屋敷内で圧死しました。死者は武士、町人合わせて少なくとも7000人以上といわれています。この死者数は1995年の阪神・淡路大震災の死亡者6433人を上回るものです。

町方では約1万6000棟が倒壊しました。江戸市中全体では約10万人を超える人が家を失っています。

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