更新日: 2024年1月15日
熊本市電の歴史~熊本市の中心を走る路面電車その貢献度は?
1924(大正13)年に開通した歴史ある路面電車は、現在も田崎橋電停からと、上熊本電停からの2系統が市民の足となっています。
目次
【熊本市電の歴史】市民からの要望によって市営電車化
路面電車である熊本市電は、現在、A系統(田崎橋電停−健軍町電停)とB系統(上熊本電停−健軍町電停)の2ラインで運行されています。その歴史は1917(大正6)年の電車期成会の発足、そして1921(大正10)年の熊本電車株式会社(資本金300万円)の創立に始まりますが、1922(大正11)年に新市長が誕生したのをきっかけに、同年の議会で市営化が決定されました。その当時、熊本市内周辺には大日本軌道という蒸気機関車による軽便鉄道が走っていましたが、大量の煙を排出するうえに、坂道では乗客が押さなければならないほど馬力がありませんでした。そのため、評判がたいへん悪く、市民の間から電車化と市営化の要望が出てきたからでした。
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