目次
【熊本の観光列車】①おれんじ食堂(肥薩おれんじ鉄道)
2013(平成25)年3月24日に新八代駅−川内駅間で運行を開始。鉄道車両デザイナーとして有名な水戸岡鋭治(みとおかえいじ)氏によるオリジナル車両で、九州西海岸の景色を眺めながら、社内のキッチンや沿線の提携レストランでつくった料理が楽しめます。毎週金曜、土日祝日および多客期に運行されています。
【熊本の観光列車】②特急 A列車で行こう(JR九州)
熊本駅−宇土駅−三角駅間を、三角線(愛称・あまくさみすみ線)を使って運転している特急列車。2011(平成23)年10月8日に運行を開始しました。三角駅で、最寄りの三角港と下島にある本渡港を結ぶ定期航路「天草宝島ライン」と接続しています。土曜・休日および長期休暇期間中の毎日、熊本駅−三角駅間に1日3往復が運行されています。
【熊本の観光列車】③特急 あそぼーい!(JR九州)
現在、熊本−別府間を走っている「特急あそぼーい!」は、2011(平成23)年1月まで博多−由布院・別府駅間を走っていた特急車両を改造した4両編成の観光列車です。車体は白と黒のツートンで、パノラマシートを備え、「くろちゃん」という犬のキャラクターが車内のあちこちにデザインされています。
「特急 あそぼーい!」の歴史
実は、1988(昭和63)年から、豊肥本線の熊本駅−宮地駅間を「SLあそBOY」という蒸気機関車が走っていましたが、2005(平成17)年に運行終了。2006( 平成18)年7月から2010(平成22)年12月の間、「あそ1962」が運行され、その跡を継いで2011年6月4日に運行を開始したのが「特急 あそぼーい!」です。
当初は「SLあそBOY」「あそ1962」と同様に熊本駅−宮地駅間で運転されていました。ですが、2016(平成28)年4月に起きた一連の熊本地震の影響で、豊肥本線が全区間運休となり、運転再開後は別府−阿蘇での運転となりました。
それから4年後の2020(令和2)年8月8日に豊肥本線全線が復旧したのに伴い、運転区間を熊本駅−別府間に変更したうえで、1日1往復で運行されています。
あそぼーい!
- 住所
- 熊本県阿蘇市JR阿蘇駅~JR別府・大分駅
- 交通
- JR大分駅構内
- 料金
- 乗車料(通常期)=3880円(阿蘇駅~別府駅片道、パノラマシート・白いくろちゃんシートは別途料金)、3580円(阿蘇駅~大分駅片道、パノラマシート・白いくろちゃんシートは別途料金)/マグカップ=1340円/こどもプリン=330円/大人プリン=330円/(閑散期割引あり)
【熊本の観光列車】④SL人吉(JR九州)
かつて熊本−宮地間を運行していた快速「SLあそBOY」の機関車(8620形蒸気機関車58654号機)を修復して、2009(平成21)年4月25日に、快速列車「SL人吉」の名で熊本駅−人吉駅間での運行を開始しました。しかし、2020(令和2)年7月の豪雨で肥薩線の八代駅−吉松駅間が不通となったため運休。2021(令和3)年5月1日からは熊本−鳥栖駅での運転を開始しました。熊本駅−人吉駅間に関しては当面の間、運転見合わせとなっています。
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Part.1 地図で読み解く熊本の大地
・激しい地殻運動が生んだ熊本県の変化に富んだ地形
・御船町でさまざまな恐竜の化石が発見されるのはなぜか?
・阿蘇で今も語り継がれる「健磐龍命蹴裂伝説」の謎
・南北に分断された九州がひとつになった理由とは?
・4つの川は熊本にとって恵みの存在なのか?
・ちょっと不思議な天草諸島の地形はどうやってできたのか?
・熊本は「火の国」ではなく、実は「水の国」だった!?
…などなど熊本のダイナミックな自然のポイントを解説。
Part.2 熊本を駆け抜ける鉄道網
・熊本の物流を支える鉄道はどうやってつくられたのか?
・熊本電鉄の路線で、“懐かしの車両”に出合えるのはいったいなぜなのか?
・2020年7月豪雨で存亡の危機に! 果たして肥薩線は復活できるのか?
・全線不通から全線開通は可能か? くま川鉄道と南阿蘇鉄道の挑戦は続く
・熊本を走る観光列車のいろいろ。その歴史と魅力を知っておこう!
・九州新幹線の開通で人の流れは変わったのか?
…などなど熊本ならではの鉄道事情を網羅。
Part.3 熊本で動いた歴史の瞬間
・旧石器時代の沈目遺跡の打製石器は誰がつくったのか?
・弥生時代の熊本は鉄器製造の一大産地だった!?
・菊池を450年にわたって支配した大豪族・菊池氏の正体は?
・肥後を支配した守護代「大友氏」の壮絶な家督争いとは?
・加藤清正が「セイショコさん」と呼ばれ、今でも熊本県民に慕われるワケは?
・西南戦争における最大の激戦「田原坂の戦い」とは?
・軍都へと変貌していった熊本県と熊本城の運命は?
…などなど、激動の熊本の歴史に興味を惹きつける。
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